シンポジウム「医療の場における心理臨床」
日時:2004年5月8日(土) 17:00〜19:00
場所:京都リサーチパーク東地区1号館・4Fサイエンスホール
遺伝カウンセリングの現場における、患者(クライエント)への心理臨床的援助の必要性については久しく認知されてきている。しかしながら具体的に、心理スタッフがどのような形で関わり、他職種の方々と連携していくかについては、いまだ模索段階にある。
そこで、遺伝カウンセリング以外の医療分野に目を転じると、実にさまざまな分野で心理スタッフが活動していることに気づく。それらの活動には、各領域ならではの特徴もあれば、医療における心理臨床が共通して抱える問題も見られる。今回は、周産期、小児期、成人期等のさまざまな医療分野で活躍している臨床心理士をシンポジストとしてお招きし、事例を提示していただき、それらについて比較検討することを通して、遺伝カウンセリングにおいては、どのような関わりが望ましいか、認識を深めることを目的とする。
司会:伊藤 良子(京都大学大学院教育学研究科)
吉岡 章(奈良県立医科大学小児科)
シンポジスト:
橋本 洋子(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院周産期センター)
「周産期の心理臨床 〜重篤な疾患をもつ赤ちゃんをめぐって〜」
黒川 嘉子(京都大学大学院教育学研究科)
「小児科で出会う遺伝性疾患の子どものプレイセラピー」
安藤美華代(東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科)
「糖尿病医療における心理的インターベンション」
矢永由里子(国立病院九州医療センター 感染症対策室)
「HIV感染症における心理臨床の関わり;チーム医療の視点より」
企画:伊藤 良子
また、特別講演「チンパンジーの親子のきずな:誕生から4歳まで」松沢哲郎先生
(京都大学霊長類研究所)
が、5月8日(土)16:15〜17:00 同会場にて行われます。
関心のある方は、是非ご参加ください。
参加方法など、詳しくは、日本遺伝カウンセリング学会第28回学術集会ホームページ
https://www.jsgc.jp/congress28/congress.html
をご参照ください。