人生サイクル・いのち・他界のイメージ
−多文化の視点から
講演とシンポジウム
ライフ(人生・いのち)のイメージは、私たちの心のなかの個人的表象のようにもみえますが、社会・文化的文脈のなかで形成されてきた死生観や生命観や他界観とふかくむすびついています。心の世界は人間の内側にあるのではなく外側にもひろがっているといえましょう。描画イメージ、図像表象、物語をもとにした、人生サイクル・いのち・他界のイメージについて、多文化を重ねあわせた視点から考えてみませんか。公開の講演とシンポジウムを下記のように開催します。どなたでも関心のある方は、自由にご参加ください。
日時 2003年6月8日(日曜日)10時30分−17時
場所 京都大学医学部 芝蘭(しらん)会館
2F第1研修室(TEL 075-752-4013)
京大正門前バス停から徒歩2分
(交通案内 https://www.adm.kyoto-u.ac.jp/GAD/pid/access/access01.htm)
(会場 https://www.adm.kyoto-u.ac.jp/GAD/pid/campus-map/PDF/medicine.pdf)
企画・問い合わせ先
やまだようこ(京都大学大学院教育学研究科 075-753-3060)
この講演とシンポジウムは、「人生サイクルと他界イメージの多文化比較による生命観モデルの構築」(2001-2003年度科学研究費)と「21世紀COE京都大学心理学連合(第5回シンポジウム)」によって開催されます。
<講演と討論>
10時30分−12時
司会 やまだようこ(京都大学 生涯発達心理学)
講演
「子どもが他者と出会うとき −宮沢賢治を手がかりに」
矢野智司(京都大学 教育人間学)
<シンポジウム 多文化の視点からみる他界とたましいの表象>
13時30分−17時
司会 戸田有一(大阪教育大学 教育心理学)
話題提供
「日本文化における他界とたましいの表象」
小松和彦(国際日本文化研究センター 民俗学)
「この世とあの世のイメージ −日本・ベトナム・イギリス・フランスの描画から」
やまだようこ(京都大学 生涯発達心理学)
「日欧における『生まれ変わり』−イメージの由来を探って」
カール・ベッカー(京都大学 比較宗教学)
指定討論
加藤義信(愛知県立大学 発達心理学)
伊藤哲司(茨城大学 社会心理学)