21世紀COEプログラム「心の働きの総合的研究教育拠点」(京都大学心理学連合)
日本心理臨床学会第22回大会内 シンポジウム                     

『 無意識とイメージの事例研究 』

日時:平成15年9月13日(土) 14:00〜17:00
会場:国立京都国際会館 Main Hall

 本シンポジウムにおいては、まず、事例提供者より『人間関係を主訴に来談した女性の夢に添う面接過程』について報告して頂く。その報告をもとに、ユング派の立場からW・ギーゲリッヒ先生、ラカン派の立場からP・ビドマー先生、対象関係論学派の立場から藤山直樹先生のお三人の指定討論者に、「無意識とイメージ」をめぐってご討論頂く。

 事例研究の神髄は「個」をどこまでも尊重するところにあろう。そこに普遍性との出会いが生じる。それぞれの理論の視点から見えてくるものが明確にされることによって、そこに新たなものが現れ出てくることを期待したい。

        司 会 者 : 東山 紘久(京都大学)・伊藤 良子(京都大学)
        通   訳 : 河合 俊雄(京都大学)
        シンポジスト       
      事例提供者 : 牧 剛史(京都大学大学院教育学研究科)
      指定討論者 : Wolfgang Giegerich(ユング派精神分析家、ドイツ)
            Peter Widmer(ラカン派精神分析家、スイス)
            藤山 直樹(対象関係論学派精神分析家、上智大学)

プログラム
 14:00〜15:00 事例報告および指定討論者からの質疑応答
 15:00〜17:00 コメントおよびディスカッション