21世紀COEプログラム研究
「心の働きの総合研究教育拠点」シンポジウム
病の意味(2)
日時:2004年12月19日(日)午後1時〜5時
場所:京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールV
企画:山中 康裕
講演者:Peter Widmer(京都大学客員教授・ラカン派分析家)
「Disease as non-articulated language」
野間 俊一(京都大学医学部精神科神経科)
「エスの志向−グロデック心身論の射程」
岸本 寛史(富山大学保健管理センター)
「意味とナラティブ」
通訳:北口 雄一(北口分析プラクシス)
司会:山中 康裕(京都大学教授)
概要:医学の革新的な進歩も含め、社会の変化に伴い、病に対する捉え方に大きな変化が生じている。人間にとって、社会にとって、病はどんな意味をもっているのだろうか。このような問いに対して、昨年度に引き続き、心理臨床と医学の双方から多角的に検討を行う。ラカン派精神分析、精神医学、心身医学の各分野で活躍する専門家をシンポジストとしてお迎えし、多層な心や身体の在り方について「病の意味」という視点から考察する。講演、ディスカッションを通して、人間存在における病の意味について、より深い理解に繋がるものになると考えられる。