The development of joint visual attention:
a longitudinal study of gaze following during interactions with mothers and strangers.


Gredeback, Fikke & Melinder (in press)
Developmental Science



要約

 視線の追従における縦断的研究で2〜8ヶ月の乳児は自分のお母さんあるいは見知らぬ人と 相互的な交流が見られた。視線の追従はアイトラッキング装置によって評価され、2〜4ヶ月 の間に出現し、6〜8ヶ月の間に安定される事が分かった。全体的に、乳児は自分のお母さん よりも見知らぬ人の視線を多く追従し、4〜6ヶ月の間に「他人選好」(stranger preference) が現れることを示唆した。これらの結果は、乳児が強化学習を通じて視線の追従を習得する ような知見を支持してないと示した。それよりむしろ、今回の結果は社会的認知の構成に関 連し、乳児が他者との相互交流は社会的認知の誘因によって行われていると考えられる。