Infants' representations of three-dimensional occluded objects

3−Dの隠し物体における乳児の表象


Rebecca J. Woods, Teresa Wilcox, Jennifer Armstrong, Gerianne Alexander
Infant Behavior & Develpoment. (in press)



要約

 発達研究の分野で乳児における物体を表象する能力が多く注目されている。Eye-tracking技術の発展に伴って、 物体が隠されている間に乳児の注視パタ―ンを細かく分析できるようになり、乳児における表象の性質に関して多くの知見が 得られた。今回の研究では新しい分析方法で、乳児が進み続ける軌道に沿って移動する1つのobjectあるいは2つobjectにおける隠 しイベントを見る時の反応を比較する。6ヶ月の乳児に以下のような隠しイベントを見せる:1つのボールが直線の軌道に沿っ て移動する、長方形のスクリーンの後ろに「消えた」後1つのボール(ball-ball条件)、あるいは1つのボックス(ball-box条件)が 逆側の端に現れる。このイベントの間に乳児の視線がeye-tracking装置で記録された。このイベントで乳児は障害物に 対し、物体を隠されているところを長く注視し、物体が動き始めると視線がもう半分側の障害物にシフトする。さらに、 1objectイベントよりも、2つの物体がある時に乳児は物体の時空間的コーディネートに多く注意を向けた。これらの結果は 、乳児は1object displayと2objet displayに対する視覚的追従反応が異なることを明らかにした。また、多様な物体を含ま れてる複雑なdisplayに対して乳児はより隠された位置を集中的に注意向けることも示された。最後に、乳児は移動してる隠し 物体の空間位置も表象できると考えられる。