Only self-generated actions create sensori-motor systems in the developing brain


James, K. H. & Swain, S. N
Developmental Science (in press)



要約

 先行研究によって、感覚と運動システムが知覚の間に相互作用するということが明らかになっている。 しかし、システム間のこれらの結合が発達の間にいかに形成されるかは知られていない。本研究は、 (a)能動的に物体を探索する、あるいは(b)実験者が物体と相互作用を行うことを見た後に、幼い子ども に新奇な‘動詞’と物体をさらした。その結果、自己生成的な相互作用を含む学習の後だけに、運動シ ステムは聴覚による知覚の際に活動した。行為観察それ自体は、視覚による知覚の際に1つの運動領域 においてベースラインを超えた活動を引き起こしたが、自己生成的な行為よりは依然として有意に活動 が低かった。それゆえ、発達する脳において、連合は体と環境の現実世界での相互作用を基に作り上げら れ、物体と言葉の双方の感覚−運動表象となる。