When being right is not enough: Four-year-olds distinguish knowledgeable informants from merely accurate informants


Einav S & Robinson EJ
Psychological Science (in press)



要約

 近年の研究は、幼児は、社会的学習において選択的である、つまり、不正確な話者からよりも、正確な話者から学習することを選好するといった証拠を提出している。われわれは、幼児が、話者がどの程度自分自身の力で正確さに達しているか(他者に頼らないで)を考慮して、話者の信頼性を評価するかどうかを調べた。研究1では、2人(実際にはパペット)の正確な情報提供者に対峙したとき、4歳児と5歳児(3歳児はこの限りではなかった)は、いつも第3者に頼っている情報提供者よりも、誰からも助けを借りないで回答を与えた情報提供者から新奇な情報を求めた。同様に、研究2では、4歳児は、助けを借りて得られる証言よりも助けを借りない証言をより信頼した。本研究の結果は、4歳になるころに、子どもの選択的信頼性は、過去の正確さに基づくシンプルな般化を越えて、単に正確な情報提供者、すなわち長期的には信頼できない者と、本当に知識を持っている情報提供者を区別する、より洗練された選択性へと拡張されることを示すものである。