Indirect goal priming is more powerful than explicit instruction in children
幼児において目標の間接的プライミングは直接的教示より有効

Kesek A.,Cunningham W.A.,Packer D.J.&Zelazo P.D.
Developmental Science(2011)



要約

 本研究は小さい即時報酬と大きい後からの報酬を選択させる課題で直接的教示と間接的プライミングが幼児の行動に及ぼす相対的効力を調べた。106名の4歳児がランダムに、2種のゴール(最大限報酬or即時得る報酬)と2種のインストラクション(ストーリで間接的プライミングor言葉で直接的教示)合わせて4つの条件中の1つを参加させた。結果的に、幼児は間接的プライミング条件においてより目標に一致した選択をしたが、直接的教示条件ではこのような効果が見られなかった、つまりある状況下では間接的アプローチが小さい子供の行動を変えるに直接的アプローチよりも効果的である事が分かった。この結果は bottom-upとtop-downが発達早期の自己調整に与える影響力の相互作用を解明するに意味がある。