Production and perception of contralateral reaching: A close link by 12 months of age

Melzer, A., Prinz, W., & Daum, M., M. (2012)

Infant Behavior & Development, 35: 570- 579

要約

本研究の目的は、被験者内比較デザインを用い、目的の予測を含む課題において、乳児の動作生成技能と知覚技能を計測することであった。生成課題では、6カ月と12カ月児の物体と反対側の手を伸ばす動きが調べられた。知覚課題では、物体と反対側の手を伸ばすビデオ刺激を同じ乳児に呈示し、予測的視線運動を分析した。主な発見は、(1)12カ月児は、物体とは反対側の手を6ヶ月児よりも有意に多く使用し；(2)12カ月児は、主に観察した行動の目的を予測したが、6ヶ月児は主に動作を追従した；最終的に、そして、もっとも重要なことは、(3)12カ月では、生成と知覚がリンクされるが、6ヶ月では、まだでだった。私たちの結果は、予測的視線運動は、即座に乳児の手を伸ばす行動の生成を反映していないことを示している。手を伸ばす動きの生成と、知覚の一般的な表象を確立するためには、一定量の経験が必要である。