Auditory dominance and its change in the course of development

Christopher W. Robinson & Vladimir M. Sloutsky 2004

Child Development, 75,1387-1401



要約

幼い子供は聴覚入力を好み、それによって視覚入力が覆われることもよくある。そういう現象の発達軌道と原因を探るために、本研究は乳児137人、4歳児132人と成人89人を対象に実験を行った。結果としては、乳児は聴覚選好、4歳児は視覚選好と聴覚選好をスイッチしており、成人は視覚選好を示した。また、子供は好みのモダリティしか処理しなかったが、成人は両モダリティを同時に処理できた。しかし、子供は好みでないモダリティの刺激でも単独に提示されると処理ができたことで、発達早期では聴覚刺激と視覚刺激の両方に注意を引かれることが分かった。最後にそれらの原因について考察した。