Preschoolers' selective learning is guided by the principle of relevance

就学前児の選択的な学習は関連性の原理によって導かれる
Henderson, A. M.E., Sabbagh, M, A., & Woodward, A, L. (2013).

Cognition, 126-2, 246-257.


要約

我々は、就学前児の単語学習が、彼らの日々のコミュニケーションの文脈に関連があると予測されるword-referent のリンクの学習に、選択的に同調しているのかどうかを検討した。2つの実験において、4歳児はなじみのないおもちゃの名前を教えられ、そのおもちゃは近場、あるいは遠方で買った、と言われた。その後、おもちゃと名前のリンクへの子どもの記憶が、名前を教えられた時に席を外していた人が対話者であった場合と、名前を教えた人が対話者と同一人物であった場合とで評価された。おもちゃが近場で購入されたと教えられた子どもはword-referent のリンクを学習したが、遠方で購入されたと言われた子は学習しなかった。我々の結果は、4歳児の単語学習は"関連性へ同調している"−彼らは選択的に彼らの言語コミュニティ内でコミュニケーションへの有用性を持つであろう新しい単語の意味を獲得したということを示唆する。これらの結果は、子どもの選択的な単語学習は、将来的な関連性の原理にアーチをかけることによって駆動されているという最初の証拠を提供する。