Development in children's comprehension of linguistic register.


Wagner. L., Greene-Havas. M., & Gillespie. R. (2010).

Child Development, 81, 1678-1686.


要約

社会的に適切なコミュニケーションのためには、話者は様々な言語スタイル、すなわち、社会的文脈や社会的関係に応じて異なる使用域を駆使する必要がある。本研究は、話者の話し相手を推測するために、話者の使用域選択を利用する就学前児の能力を調査した。4歳児は、スペイン語とformalスピーチに基づいた推測には成功したが、infant-directedとcausalスタイルに関しては成功が限られていた。5歳児は、4スタイル全てで適切に推測した;さらに、反応の理由づけを通して測定された使用域の明確な理解を示した。本研究の結果は、子どもは、話者を評価することを超えて社会的判断のために言語を利用し、特定の社会的インタラクションに直接参加していない時でさえ、言語の社会的意味を解釈できることを示唆する。