Diminished Social Motivation Negatively Impacts Reputation Management: Autism Spectrum Disorders as a Case in Point
社会的動機の減少は評判操作にネガティヴに影響する:ASD患者を例として。


Chevallier, C., Molesworth, C., Happe, F.(2012)
PLoS ONE, 7(1), e31107


要約

ヒトは、社会的インタラクションを意図するユニークな動機を授けられている。この生まれつきの社会的な動機は同様に、インタラクションを容易にし、個人の評判を高めるためにお世辞を言ったり自己卑下をしたりという行動を促すと考えられている。もしこれが正しければ、社会的な興味の減少は、評判操作に影響を与えるはずである。ここでは、ADS患者(主として、広範囲にわたる社会的無関心によって特徴づけられる)をモデルとして、社会的な動機が評判操作に及ぼす影響を検討する。児童はまず1セットの絵を評価し、自分がその絵を描いたと宣言する実験者の前で最初の評価を増加させる機会が与えられる。コントロール群とは対照的に、ASD児は画家の存在によって彼らの評価を高めることはなかった。さらに、実験参加者のお世辞を言うという行為は、社会的な楽しみの自己報告と関連していた。我々の結果は、社会的興味の減少と評判操作の関連を指摘する。