Children use nonverbal cues to make inferences about social power.
幼児は社会的な力の推測に非言語手がかりを使用する

Brey, E., & Shutts, K. (2015)

Child development., 86, 276-286


要約

4つの実験を行うことで、幼児が社会的な力の違いについて推測するための非言語情報を利用するのかを検討した。5-6歳児は非言語情報のみの使用で、2人の大人の会話場面のビデオ動画(実験1)と静止画(実験4)から、どちらが「仕切っている」かを決定することができた。年少児(3-4歳児)は、実験1と実験4には成功しなかった。無関係な言語情報を会話から除外しても3-4歳児の成績は向上しなかったが(実験3)、関連のある言語情報を含めたら成績は向上した(実験2)。したがって、遅くとも5歳までには、幼児は大人が他者の社会的役割を判断する際に使ういくつかの非言語手がかりに感受性を示す。