Motor processes in children's imagery: the case of mental rotation of hands
Funk, M., Brugger, P., & Wilkening F. (2005)
Developmental Science 8, 402- 408

要約

心的回転課題において、56歳の子どもと成人は手の写真が左手か右手かをできる限り早く決定しなければならなかった。視覚的に提示された手は、左手および右手の手のひらもしくは手の甲であり、4つの異なった角度で提示された。参加者は、手の状態を通常(手のひらを下にする)か倒立(手のひらを上にする)にして反応しなければならなかった。子どもと成人の両方において、自分の手の状態の違いに有意な効果が見られた。自分の手の状態と、刺激写真に提示された手の状態が離れるほど、反応時間は増した。これらの結果は、他の結果とともに、年少の子どもの動的なイメージが、運動過程によって導かれおり、成人と比べてすらそうであるということを強く示唆している。