Development of the Shape Bias During the Second Year
1〜2歳児までにおける形状バイアスの発達

Julie M. Hupp (2015)

The Journal of Genetic Psychology, 176:2, 82-92


要約

形状バイアスは、子供の言語学習の場面において、物体のほかの側面よりも、物体の形状に注目しやすい特性のことを指す。言葉と物体のペアリングする際に現れるこのバイアスを、12・18・24か月児の幼児(n=90)を対象に、名詞・形容詞・ラベルなし条件にて調べた。結果、本研究にて12・18・24か月児の時期の発達の過程を示すことができた。まずラベルがshape extensionを減少させ、その後無差別なshape extensionに変化し、最後にラベルがshape extensionを増加させるように変化した。本研究では子供が発達過程において、形状によりフォーカスをあてるようになり、それによって、より円熟しより特定された形状バイアスが発達していることを示すことができた。