Neural correlates of genetically abnormal social cognition in Williams syndrome.
Meyer-Lindenberg, A., Hariri, A.R., Munoz, K.E., Mervis, C.B., Mattay, V.S., Morris, C.A., & Berman, K.F. (2005).
Nature Neuroscience, 8, 991-993.


要約

ウィリアムズ‐ビューレン症候群(WBS)は、染色体7q11.23上の約21個の遺伝子の微小欠失によって起こり、大きな非社会性の不安と共に独特な超社会性に特徴付けられる。機能的神経画像検査を用いて、我々は健常者と比較してWBS患者が脅迫的な顔に対して扁桃体活性の減少が見られたが、脅迫的な光景では増加が見られることを発見した。扁桃体と連携する前頭前野の活性と相互作用は異常であり、特に眼窩前頭皮質で顕著であった。このことは人間の社会的行動を制御する神経回路が遺伝子に制御されていることを示唆する。