Twelve- and 18-month- olds point to provide information for others.
Liszkowski, U. , Carpenter, M., Striano, T., & Tomasello, M. (2006)
Journal of Cognition and Development 7(2) 173-187.



要約

古典的には、乳児は、2つの主な理由で指差しを行うと考えられている。それは、(a)乳児は大人に対して自分のために何かをしてほしい時 に命令的に(imperatively)指差しする(例:大人から何かをもらう(「ジュース!」)) (b)乳児は大人に対して何か面白い出来事や物体 について彼らと注意を共有してほしい時に叙述的に(declaratively)指差しする(例:「見て!」)というものである。ここで、我々は、乳 児の初期の指差しジェスチャーにおけるほかの動機の存在を実証する。それは、つまり、他者が探している物体の位置をその人に知らせる というものである。この指差しにおける情報提供的動機は、個体発生のかなり初期から、人間が、他者を情報状態を持った意図的主体だと 思い、また、このような情報を伝達的に提供するという動機を持つことを示唆する。