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-視覚関係-
ヘリオスタット太陽光導入装置(ヘリオスタット)と光波長計
Heriostat
 
  実験室で自由に色光が取り出せない時代には天文学におけるシーロスタットの装置から簡易化されたヘリオスタットを利用して太陽の光を実験室内の一定場所に導き,そこで光学プリズムにあてて,単色光をとりだすほかはなかった.いわば二次の帯が案室内に投影されることになる.これを波長計にあてて色光を波長で示すことができる.標準色紙が制作されるようになるのは,明示末に試みられたことはあったが,わが国で製品化したのは昭和になってからである.刺激制作の点では聴覚実験が先行していた.
 これは1907年(No.335,336)Max Kohl社からそれぞれ,60円47銭,15円77銭で購入されている.