教育学研究科附属臨床教育実践研究センター
    第6回リカレント教育講座
    「『心の教育』を考える −不登校・暴力・教師への支援」

     

     臨床教育実践研究センターでは、平成9年の設立以来、毎年1回、学校教育現場等で子どもに関わる専門家を対象とする「リカレント教育講座」を開催してきた。第6回目にあたる今回は、社会問題としても深刻な、暴力をめぐる問題を取り上げ、そうした子ども達に向き合っている教師への支援にも目を向けながら、事例検討会とシンポジウムが行われた。今回は21COEプログラム研究の助成を受けて、学校現場の暴力の問題に取り組む海外の専門家も講師に迎えた。会場には、約100名の現職教諭やスクールカウンセラーが参加し、熱心な討論を交わした。

    日時・講師は以下の通り。

     

    2月14日(金)        事例研究「不登校・暴力・教師への支援」  13:00〜17:00

     

    <講師>
    第1分科会       白石 潔(心のクリニック・飯塚子どもセンター所長)
                      桑原知子(教育学研究科助教授)

    第2分科会       山中康裕(教育学研究科教授)
                      岡田康伸(教育学研究科教授)

    第3分科会       田中健夫(九州大学助教授)
                    東山紘久(教育学研究科教授)

    第4分科会       永田法子(中京大学助教授)
                  河合俊雄(教育学研究科助教授)

     

    2月15日(土)        シンポジウム「子どもたちをめぐる暴力」  9:00〜12:00img2.gif

    <挨拶>        
    伊藤良子(臨床教育実践研究センター長)

    <シンポジスト>
    安保千秋(京都弁護士会子どもの権利委員会委員)
         「暴力にさらされた子ども−弁護士が扱ったケースから」

    白石 潔(心のクリニック・飯塚子どもセンター所長)
         「加害者型被害者と被害者型加害者」

    井上 真(情緒障害児短期治療施設横浜いずみ学園セラピスト)
         「施設における子どもの暴力への対応」

    <指定討論者>
    アラン・グッゲンビュール(スイスユング派分析家、IKM代表)
    倉光 修(大阪大学教授)

    <司会>        
    東山紘久(教育学研究科教授)

    (教育学研究科附属臨床教育実践研究センター)