No.145-2(2001/1/25)

Experimental evidence for spatial learning in octopuses (Octopus bimaculoides).
(タコの空間学習における実験的証拠)

by Boal, J. G., Dunham, A. W., Williams, K. T., & Hanlon, R.. T.
Journal of Comparative Psychology, 2000, 114, 246-252.

タコは、彼らが逃避場所として使っている巣から一時的に遠く離れた場所で採餌する。空間的課題は学習を評価するかもしれない。タコ (Octopus bimaculoides)を新奇なアリーナの中に置き、彼らの移動を72時間追跡した。時間を追って記述されたアリーナ内での彼らの移動は、探索学習と一致した。次にタコに、23時間アリーナ内を探索させ、24時間後、穴の場所に関する彼らの記憶テストを行った。多くのタコが、1日の学習で穴の位置を記憶していた。最後に、6箇所の穴のうち、1箇所のみが開いていて、逃避に使えることをタコに学習させた。1週間後に保留テストをし、その後すぐに、置換テストを行った。タコは、開いている穴の配置を学習し、1週間後もそれを覚えていた。移動距離は置換後有意に増加した後、だんだん改善したことより、再学習の結果が示された。タコは、空間情報に関する探索行動、学習、記憶の保持できる。

(黒島)