No.408-1(2006/12/14)

What-Where-When memory in pigeons.

(ハトにおける「何を、いつ、どこで」記憶)

Skov-Rackette SI, Miller NY & Shettleworth SJ.(2006)
Journal of Experimental Psychology: Animal Behavior Processes, 32(4), 345-358.

1事象に関するエピソード記憶的記憶への新しいアプローチを報告する。それぞれ別々のセッションで、ハトはタッチスクリーン上の見本の内容(identity)と場所及び遅延の長さを見本合わせで報告するように訓練された。これらの3種の課題を1セッション内に混合したところ、それぞれの課題の正答率は80%を上回った。しかし、それぞれの見本後に2種類の異なるタイプのテストが続けておこなわれる試行の成績は、見本の場所、時間、内容を統合した記憶という見方には合致しなかった。実験2では、2つの方法で場所と内容の記憶の結合(binding)を調べた。結果はやはり特徴別記憶という見方に合致した。エピソード記憶的記憶のテストに対するさまざまな示唆を議論する。

発表者:藤田