No.413-1(2007/2/1)
Where is the real cheese? Young children's ability to discriminate between real and pretend acts.
(チーズはどこに? 若い子どもの本当の行為と振り行為の区別能力)
Ma L & Lillard AS.(2006)
Child Development ,77,1762-77.この研究は、内容の手がかりなしに、2〜3歳の子どもの本当の行為と偽物行為を区別する能力について調べた。子どもは、横に並んだ2人の演技者を見た。一人は本当に食べており、もう一人は食べている振りをしているものだが、どちらにおいても、利用可能な内容についての情報はなかった。提示に続いて、子どもは本物の食べ物を探す(実験1)か、本物の食べ物が入っている入れ物を指差す(実験2&3)ように求めた。3歳児と2.5歳児は、本当の行為と振り行為を行動の手がかりのみで区別した。2歳児は、入れ物をランダムに選んだが、彼らの自発的反応は、彼らが本当の行為と振り行為をなんらかの次元で区別していることが示唆された。異なった行動の尺度間にある食い違いについて考えられる理由を議論する。
発表者:大神田