No.496-1(2008/11/20)
Detecting the snake in the grass: Attention to fear-relevant stimuli by adults and young children
(草むらのヘビを見つける:成人と幼児における恐怖関連刺激に対する注意)
LoBue V and DeLoache JS (2008)
Psychological Science, 19, 284-289ヘビは、最も良く知られた恐怖とフォビアのターゲットのひとつである。視覚探索課題で、成人はヘビを他の視覚刺激よりも速く見つけることがわかっている。われわれは、幼児がこのような注意バイアスを成人と共有している証拠となる研究を報告する。実施された3つの実験で、就学前児と成人は、8つのディストラクターを含む配列の中から1つの刺激を見つけることが求められた。幼児および成人の両者とも、恐怖を与えるものではない3つのタイプの刺激(花、カエル、虫)よりもヘビを速く見つけた。これらの結果は、進化的に関連性の高い脅威刺激に対する幼児の視覚的検出の最初の証拠となる。
発表者:板倉