石川 光彦(M2)

タイトル
 修士論文の相談


要旨

視線情報は、乳児期からの非言語コミュニケーションに重要なシグナルである。視線情報を用いた前言語期からの環境の学習は、共同注意によって行われる。共同注意には、他者の手がかりに追従して共同注意を行う応答的共同注意と、自身から他者に先行して注意を対象に向ける始発的共同注意がある。近年では、応答的共同注意と始発的共同注意のメカニズムの違いについて検討されてきている。本研究では、応答的共同注意と始発的共同注意が、乳児における物体情報処理に対して与える影響について検討する。