Concept accessibility as the determinant
of typicality judgments.
(概念への接近度が、典型性判断を決定する)
Janczura, G. A., & Nelson, D, L.
American Journal of Psychology, 1999, 112, 1-19.
典型性判断は、(カテゴリに)共有される特徴要素に基づいて、ある事例がそのカテゴリをどれだけ代表しているのかを反映してるのだろうか?それとも記憶の中での、概念への接近度を反映しているのだろか?実験1-3で典型性判定の教示を変え、(事例の)提示頻度と、標準化された方法で測定された(事例とカテゴリとの)連合強度とが、音韻カテゴリと意味カテゴリでの典型性判断に影響しているかどうか決定した。どちらのカテゴリタイプにおいても、連合強度と提示頻度を操作した。典型性判断は、連合強度と提示頻度によって変化したが、カテゴリのタイプや教示では変化しなかった。カテゴリとより強く結合し、学習中により多く短時間提示された事例は、そのカテゴリのより良い事例と判断された。既存のカテゴリにおいては、典型性判断、提示頻度、推定連合強度は、(事例のカテゴリでの)代表性ではなく(カテゴリへの)接近度を示すと解釈されるだろう。