Amodal completion and
localization
(アモーダル補間と位置判断)
Greene, H. H. & Brown, J. M.
2000, Vision Research, 40, 383-390
3本の線分における副尺精度課題 vernier acuity task において、2つの仮想の直線上に並んだ線分の間に中央の線分が位置した。その2本の線分がアモーダル補間によって一体性を形成している場合に、位置判断の正確さは向上しなかった。2本の線分における副尺精度課題において、標的線分の下、物理的に分断された別の線分の横に1本の線分が位置した。主観的にずれの無くなる点の平均点が移行したことは、分断された線分のアモーダルな補間が位置判断に影響をおよぼしたことを示唆した。先行研究の矛盾する結果は、知覚された配列に影響を与えるのに初期に利用可能な表象によって説明される。しかし、位置を一致させることは、うまくいかなかった。この表象は、アモーダルに補間された断片の間を充填する神経的応答によって生理学的に実現され得るであろう。
(牛谷)