Infant timekeeping: Attention and temporal estimation in 4-month-olds.
(乳児の計時:4ヵ月児における注意と時間の見積もり)
Colombo, J., & Richman, W. A.
Psychological Science, 2002, 13, 475-479.4ヵ月児に対し,2秒間の光刺激と,3秒間もしくは5秒間の刺激間間隔(黒い画面)の交互の連続を呈示した.このON‐OFFのパターンが8回続いた後,9回目の試行では,光刺激は削除された.この削除試行において,乳児は,光刺激が再度呈示されると期待される時間にほぼ同期した心拍反応を見せた(ここでは,心拍数の減少).加えて,このような心拍反応のパターンは,プレテストにおいて,高い水準の持続的注意を見せた乳児において優勢的に観察された.これらの発見は,乳児の時間間隔の計測における正確さを示唆するものであり,このような計時と注意の過程の間のつながりが発達初期の乳児において存在することを示唆するものである.
(小杉)