進行中の研究の一部を紹介します -まだ作成途中ですので順次更新致します-
偶発的記憶の種比較研究
1度だけ生じた事象に関する偶発的な記憶は、エピソード記憶の1つの要素ですが、動物ではこれまでほとんど調べられていません。簡単な非訓練的方法を用いて、イヌ、ネコ、ウマ、デグー、シリアンハムスター等を対象に調べています。
他者の心の理解に関する比較アイトラッキング研究
様々な静止画や動画をモニター上に提示し、それをチンパンジーや、ヒト乳幼児が見ている際の視線の動きをアイトラッカーを用いて計測することで、他者理解について調べる研究を試行中です。
認知的メタプロセスに関する研究
タッチパネルモニターを用い、認知的メタプロセスについて調べる課題を、フサオマキザルとハトを対象に行っています。
自己の行為経験が他者の行為認知に与える影響
私たちヒトは、自己の行為経験を他者に投影して他者の行為を理解しようとすることがしばしばあります。この能力は以下に進化したのかを、イヌとヒト幼児を対象に調べています。
未来の困難に向けた準備的行動
フサオマキザル、ヒト幼児を対象に、将来自身が出会うであろう困難を回避するために、あらかじめ準備的な行動を行っておけるかを調べています。
展望記憶に関する研究
ハトを対象に、将来行わなければならない行為を記憶しておく未来志向的な記憶の働きを調べています。
数字の順序性についての認識調査
アラビア数系列を学習したチンパンジー、ゴリラ、テナガザルを対象として、数字の順序性についての認識を調べています。