Landmark use by squirrel monkeys (Saimiri
sciureus)
(リスザルにおけるランドマークの使用)
Satton, J. E., Olthof, A., & Roberts, W. A.
Animal Learning & Behavior, 2000, 28, 28-42
2個体のリスザルは、12×12マス(48×50cm)上の144穴のうち1つに埋めらた報酬を探した。グリッド上に置かれた色付きランドマークの垂直方向の並びとグリッド上の場所は試行ごとに変えられた。訓練試行の間、報酬のミールワームはランドマークを四角く4点配置した中央に置くか(実験1と3)あるいは、2点のランドマークの真中に置いた(実験2)。報酬なしのテスト試行では、サルは訓練試行と同じように配置されたランドマークの間と、距離を広げて配置されたランドマークの間(実験1と2)、あるいは訓練試行で用いられた配置の中間の距離に置かれたランドマークの間(実験3)を探索した。テスト試行での探索行動の分布は、サルが報酬のある場所に関して、ランドマーク間の中央であるとか、個々のランドマークから決定した距離や方向などをコード化していたのではなく、ランドマークの配置内を多く探索したことを示した。