Infants' processing of causal and
noncausal events at 3.5months of age.
(3.5ヶ月児における因果的・非因果的事象の処理)
Desrochers, S.
The Journal of Genetic Psychology., 1999, 160, 294-302.
30人の3.5ヶ月児を対象に,因果的事象(direct launching: 衝突事象)と非因果的事象(delayed reaction: 遅延発進,launching without collision: 非衝突発進)を彼らがいかに処理するかについて調べた.馴化−脱馴化法を用いた実験の結果,3.5ヶ月児が衝突事象を因果的事象として知覚しているという示唆は得られなかった.しかしながら,注視時間のパターンの違いにおいて,事象の時間的・空間的特性が鍵となっているらしい.これらの結果と,モジュール説,情報処理説,そしてピアジェ派の立場との適合性が論じられた.