Stimulus repetition effects on texture-based visual search by
pigeon.
(ハトを用いたテクスチャーに基づいた視覚探索における刺激の反復効果)
Katz, J.S., & Cook, R.G.
Journal of Experimental Psychology: Animal Behavior Processes, 2000, 26, 220-236.
テクスチャー弁別課題においてセッション内で刺激の反復効果を4つの実験で調べた。6個体のハト(Columba livia)が、大きな妨害刺激の領域内のランダム位置にはめ込まれた標的領域を探索することによって餌を得た。実験1では、標的刺激の特徴を反復するのではなく、妨害し的の特徴を反復することによって、ベースラインに比べ、標的刺激を同定する正当率が試行間で上昇した。実験2では、妨害刺激と標的刺激の同一の特徴を入れ替えた結果、正当率は低下した。実験3では、妨害刺激の特徴を反復することは、少なくともそれ以後の60試行後まで探索行動に影響を及ぼすことがわかった。実験4では、刺激によって異なる結果をもたらすことは、反復される標的の特徴によって制御を引き起こすことがわかった。これらの結果は、鳥類の視覚探索の制御に関連した要因と戦略において考察された。