Imitation of gestures
in children is goal-directed.
(幼児の動作模倣は目標志向的である)
Bekkering, H., and Wohlschlager, A.
The Quarterly Journal of Experimental Psychology, 2000, 53A, 153-164.
模倣において活性化される運動プログラムは目標によって構造化されるという考えを検証した。入学前の子供の目前に実験者が座って複雑さの異なる手の動きを見せ、模倣させた。実験1及び3では、子供は正しい物体(自分の耳の一方または2つの点のうち1つ)に手を伸ばしたが、反対側の手を使うことが多かった。しかし一方の耳だけに手を動かしたり(実験2)、物理的な物体ではなく空間に対して動きがなされたときには、このような反体側への選好は見られなかった。この結果は、模倣は目標によって誘導されるという考えと一致する。また、目標の構造化のされ方についての見識を発展させる。
(粟津)