The bottlenosed dolphin's (Tursiops truncatus) understanding of gestures as symbolic representations of its body parts.
( ハンドウイルカは身振りを身体部位の象徴的表象として理解する)
Herman, L. M., Matus, D. S., Herman, E. Y. K., Ivancic, M., & Pack, A. A.
Animal Learning & behavior, 2001, 29 (3), 250-264.身振りシンボルをハンドウイルカ(Tursiops truncatus)の9つの身体部位に割り当てた。まずイルカは身振りシンボルで指示された身体部位で、任意の浮いている物体に触れることを訓練された。実験1では、身振りで指示された特定の物体に特定の部位で触れる能力を調べた。実験2では、身振りで示された物体を特定の部位で触れるあるいは投げ上げる、またはその部位を見せる、あるいはその部位を前後に振ることができるか否か調べた。触れる、投げ上げる、見せる、振るの動作はセッション内でランダムな系列で現れた。その結果、イルカはこれらの課題を通じて偶然よりもはるかに有意な行動を示した。新しい身体部位を初めて使うときにも、数多く成功した。これらの事実は、身体部位に対してわれわれが使用した身振りシンボルは意味的処理を受けており、イルカはそれらを身体部位を表象するものとして理解したことを示す強力な証拠である。
(藤田)