No.192-1(2002/2/7)

Do 9- and 12-month-old learn means-ends relation by observing?

( 9ヶ月児と12ヶ月児は観察によって目的と結果の関係を学習するのか?)

Provasi, J., Dubon, C.D., & Bloch, H.
Infant Behavior & Development, 2001, 24, 195-213.

幼児が自身の積極的な経験から、あるいは大人の"獲得されるべき反応"を観察することによって、うまくできるようになるかを調べた。3つの異なる容器が9ヶ月児と12ヶ月児に提示された。それぞれの容器の上にはおもちゃを引き出すふたを作動させる取っ手がついている。条件1(観察者条件)では、幼児は最初に大人がその取っ手を作動させるのを見せられ、次にそれで遊ぶことができた。別の条件(演技者条件)では、幼児は閉じた容器で遊ぶことができた。すべてのセッションはビデオで録画された。操作、視線方向、開けるのに成功した種類が分析された。年齢と条件の間に交互作用が見られた。演技者条件よりも観察者条件の方がよい成績だった。その効果は12ヶ月児の方が強かった。演技者条件では9ヶ月児よりも12ヶ月時のほうが成績が悪かった。反対に、観察者条件では、12ヶ月児の成績はセッションごとに有意によくなったが、9ヶ月時ではそうではなかった。

(黒島)