京都大学心理学研究室 Terry Lab
板倉研究室 文献輪読会 〜 てりりん 〜
板倉研究室文献輪読会では、現在の発達研究の動向を探ることを目的
として、
毎週最新の発達に関する文献を紹介しています。本輪読会では文献を紹介する
ことに加え、特に議論することに主眼を置いています。
(板倉研究室の院生以外は)発表の義務などはないので、多くのかたの参加を
お待ちしております。
* 2018年度は、隔週火曜日の16時30分から行います。
場所はその都度変わります。
* 暫定的なルール
* 順番 発表の順番および今後の予定
・ 次回: 9/25(火)16:30-18:00 文学部新館3階 板倉先生の居室
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発表者: 溝端 | ![]() |
タイトル:
Two‐year‐olds use adults' but not peers' points. 2歳児は大人の指さしに従うが子どもの指さしには従わない Kachel, G., Moore, R., & Tomasello, M.(2018) Developmental science, e12660. 要旨: 本研究では、24〜27か月児(N=37) が物体選択課題で、パートナーの指さしに従うかをパートナーが大人の場合と同世代の子どもの場合で検討した。隠れたおもちゃを指さしする際には、2歳児はパートナーが大人でも子どもでも同等に正確に指さししたが、頻度に関しては大人のパートナーに対してより頻繁に指さし行動がみられた。またおもちゃが隠された場所からパートナーの指さしを手がかりに1つ選ぶときには、2歳児は子どもの指さしよりも大人の指さしに従った。子ども同士でのインタラクションでは、2歳児はチャンスレベルでの選択行動を示した。この結果から、2歳児は大人の指さしを情報価が高いと評価しているが、子どもの指さしはインフォーマティブではないと判断していることが示唆される。 |
輪読会でこれまで読まれてきたタイトルおよび要約
○ 第1回〜第10回
○ 第11回〜第20回
○ 第21回〜第30回
○ 第31回〜第40回
○ 第41回〜第50回
○ 第51回〜第60回
○ 第61回〜第70回
○ 第71回〜第80回
○ 第81回〜第90回
○ 第91回〜第100回
○ 第101回〜第110回
○ 第111回〜第120回
○ 第121回〜第130回
○ 第131回〜第140回
○ 第141回〜第150回
○ 第151回〜第160回
○ 第161回〜第170回
○ 第171回〜第180回
○ 第181回〜第190回
○ 第191回〜第200回
○ 第201回〜第210回
○ 第211回〜第220回
○ 第221回〜第230回
○ 第231回〜第240回
○ 第241回〜第250回
○ 第251回〜第260回
○ 第261回〜第270回
お問い合わせは溝端(M1)まで
mizobata.risa.53zatst.kyoto-u.ac.jp(atを@に変えてください)