京都大学心理学研究室 Terry Lab

板倉研究室  文献輪読会  〜 てりりん 〜       


板倉研究室文献輪読会では、現在の発達研究の動向を探ることを目的 として、
毎週最新の発達に関する文献を紹介しています。本輪読会では文献を紹介する
ことに加え、特に議論することに主眼を置いています。
(板倉研究室の院生以外は)発表の義務などはないので、多くのかたの参加を
お待ちしております


* 2017年度前期は、隔週水曜日の16時30分から行います。
  場所はその都度変わります。

* 暫定的なルール

* 順番   発表の順番および今後の予定


・ 次回: 7/26(水)16:30-18:00  文学部新館3階 板倉先生の居室

発表者: 石川光彦
タイトル
Maternal gaze to the infant face: Effects of infant age and facial configuration during mother-infant engagement in the first nine weeks.



De Pascalis, L., Kkeli, N., Chakrabarti, B., Dalton, L., Vaillancourt, K., Rayson, H. & Murray, L. (2017) 
Infant Behavior and Development, 46, 91-99.

要旨
 大人の視線は発達初期の乳児において重要な役割を持ち、乳児は視線に対してセンシティブである。しかし、大人が乳児とインタラクションするときにどのように視線を動かしているかはあまり知られていない。アイトラッキング手法を用いて、本研究では、実際のインタラクション中に親が子どもの発達や顔の形状に合わせて乳児の顔をどのように見ているかを検討した。母子30ペア(10ペアの乳児は口唇裂児)のインタラクション中の視線をTobii Glassを用いて計測した。生後1, 3, 5, 7, 9週目に実験者が自宅に訪ねて計測した。年齢・グループに関係なく母親の視線は、乳児の目に対して向けられていたが、生後6週から口への注視が増加していた。また、口唇裂児に対しては、口への注視が減少していた。この結果から、母親の視線行動が子どもの発達に合わせて変わることが示唆された。また、口唇裂児に対する口への注視の減少が、子どもに対する母親の反応性に影響している可能性もあり、口唇裂児の母親をサポートする新しい方法にもつながるだろう。

輪読会でこれまで読まれてきたタイトルおよび要約
○ 第1回〜第10回
○ 第11回〜第20回
 第21回〜第30回
 第31回〜第40回
 第41回〜第50回
 第51回〜第60回
 第61回〜第70回
 第71回〜第80回
 第81回〜第90回
 第91回〜第100回
 第101回〜第110回
 第111回〜第120回
 第121回〜第130回
 第131回〜第140回
 第141回〜第150回
 第151回〜第160回
 第161回〜第170回
 第171回〜第180回
 第181回〜第190回
 第191回〜第200回
 第201回〜第210回
 第211回〜第220回
 第221回〜第230回
 第231回〜第240回
 第241回〜第250回
 第251回〜第260回


お問い合わせは石川(M2)まで
ishikawa.mitsuhiko.23r<AT>st.kyoto-u.ac.jp(<AT>を@に変えてください)