京都大学心理学研究室 Terry Lab

板倉研究室  文献輪読会  〜 てりりん 〜       


板倉研究室文献輪読会では、現在の発達研究の動向を探ることを目的 として、
毎週最新の発達に関する文献を紹介しています。本輪読会では文献を紹介する
ことに加え、特に議論することに主眼を置いています。
(板倉研究室の院生以外は)発表の義務などはないので、多くのかたの参加を
お待ちしております


* 2017年度前期は、隔週水曜日の16時30分から行います。
  場所はその都度変わります。

* 暫定的なルール

* 順番   発表の順番および今後の予定


・ 次回: 11/22(水)16:30-18:00  文学部新館3階 板倉先生の居室

発表者: 上野将敬
タイトル
Scanning of own versus other race faces in infants from racially diverse or homogenous communities.



Ellis AE, Xiao NG, Lee K, Oakes LM (2017)  
Developmental Psychology, 59:613-627.

要旨
本研究は、6か月齢と8か月齢の赤ちゃんを対象として、コミュニティメンバーの顔を見る経験が、自人種と他人種の顔を見るときのスキャニングに影響しているかを検討した。顔のパーツごとの注視割合と視線を動かした距離を、顔の情報処理の指標として用いた。人種的多様性の低い地域に住む赤ちゃんでは、月齢や人種(提示された顔が自人種か他人種か)といった要因が顔の各パーツへの注視割合に影響していた。他方で、人種的多様性の高い地域に住む赤ちゃんでは、自人種や他人種の顔を見たときに視線を動かした距離は、赤ちゃんの月齢や顔の人種によって異なっていた。また、住んでいる地域に関わらず、6か月齢の赤ちゃんは、自人種や他人種の顔に同じように反応していたが、8か月齢の赤ちゃんは、自人種の顔と他人種の顔に対して、異なる反応をしていた。さらに、住んでいる地域の人種多様性によって、8か月齢児が他人種の顔を見るときの視線パターンに違いが見られた。以上のことから、家族以外のコミュニティメンバーの顔を見ることが、6か月齢と8か月齢における、自人種と他人種の顔を見るときのスキャンパターンの発達に影響していると考えられる。

輪読会でこれまで読まれてきたタイトルおよび要約
○ 第1回〜第10回
○ 第11回〜第20回
 第21回〜第30回
 第31回〜第40回
 第41回〜第50回
 第51回〜第60回
 第61回〜第70回
 第71回〜第80回
 第81回〜第90回
 第91回〜第100回
 第101回〜第110回
 第111回〜第120回
 第121回〜第130回
 第131回〜第140回
 第141回〜第150回
 第151回〜第160回
 第161回〜第170回
 第171回〜第180回
 第181回〜第190回
 第191回〜第200回
 第201回〜第210回
 第211回〜第220回
 第221回〜第230回
 第231回〜第240回
 第241回〜第250回
 第251回〜第260回
 第261回〜第270回


お問い合わせは石川(M2)まで
ishikawa.mitsuhiko.23r<AT>st.kyoto-u.ac.jp(<AT>を@に変えてください)